St. Stephen Walbrook
2014/02/02 DIARY
ロンドンには、いたる所に教会があります。
つややかな近代建築と、ざらっとした石肌の質感を持つ教会のコントラストが美しく、
それらがロンドンらしい街並を作り上げているように思います。
さて、先日見に行った「St. Stephen Walbrook」教会。
見所は、Grinling Gibbons(グリンリング・ギボンズ)のウッドカービング(木彫)と
中央に位置するHenry Moore(ヘンリー・ムーア)作の石の祭壇。
ドーム型の天井の真下に祭壇が据えられ、とても明るい教会でした。
ギボンズの作品は、ロンドンの多くの教会で見ることができます。
このウッドカービングが好きな私が、ヨーロッパの美術館でいちばん注目してみるところと言えば、額縁。
絵ではなく、それを囲む有機的な彫刻と金彩が施された額縁に目がいってしまいます。
日本とは明らかに違う様式美が自分の中に混ざり込んでくる感覚。
ぞわぞわっとして、ワクワクするのです。