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東京芸術学舎春期講座 レポート

2012/04/26 EVENT

先日、東京芸術学舎春期講座、
『高橋理子とつくる日本の文様 -オリジナル文様のシルクスクリーンプリント- 』 の
講師を務めました。

芸術学舎とは、京都造形芸術大学と東北芸術工科大学が企画プロデュースする
社会人のための新型アートカレッジのこと。
東京では、外苑前キャンパスにて様々な芸術プログラムを展開しています。

今回は、2日間の集中講座。生徒数は30人。
大学時代、母校である中学校へ教育実習に行ったことを思い出しました。

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まずは、私のこれまで作った柄について、作品や展覧会の写真を使って説明。
合わせて、日本の伝統的な文様の成り立ちや意味についてお話しました。

シルクスクリーンプリントの仕組みや、道具について説明。

実演。

今回のシルクスクリーンプリントは、機材を使わずにできる簡易的な方法なので、必要な道具もとてもシンプル。

文様の構成や配置、色についてアドバイス。
プリントする段階になったら、とっても和やかな雰囲気になりましたが、
文様を考えている間は、教室の中がどんよりしていて、どうなることかと不安でした。
ものを生み出す際の苦しみを味わったという声も。

プリント練習用に、お子さんのTシャツやキャンバスバッグを持ってこられた方もいて、
とても楽しそうに製作されていました。

今回は、白いままの晒で仕立てたSLEEVE BAGにプリント。
社会人の方ばかりということもあり、理解が早い上に、応用力が素晴らしく、思っていた以上の完成度にびっくり。
最後に、文様の意味や講座の感想を述べていただきました。

集合写真。
皆さん、お疲れさまでした!